### 12/14(土)###
12:30 - 13:15 受付 (発表者は接続・動作確認を行ってください)
13:15 - 13:20 開会 / 寺川 貴樹 (東北大学 先端量子ビーム科学研究センター)
=== 第1部 === 座長 原田 和正(駒澤大学医療健康科学部)
PVA-GTA-Iゲル線量計をフラットベッドスキャナーを用いて2次元的に測定し、
吸光度及び拡散に注目してX線照射から測定までの最適時間を評価した。
また、従来のPVA-Iゲル線量計との比較検討も行った。
市販の安価な洗濯のりを用いてPVA-GTA-Iゲル線量計を作製し、その利用可能性を検討した。
5種類の異なるメーカーの洗濯のりを検討した結果、PVA試薬と同等に使えるものは1種類だけであった。
温熱療法装置の品質管理(QA)は、温度測定を三次元的に行う必要がある。
本研究では、PVA-Iゲル線量計の温度特性を利用し、三次元温度分布を取得することを試みた。
取得した三次元温度分布から、温熱療法装置のQAの可能性を検討した。
PVA-Iゲル線量計と3Dプリンタによるファントムの組み合わせ、また3Dプリンタで作成したファントムを用いて
直接的に光子線・電子線・陽子線の線量分布計測に取り組んでいる。
本発表ではそれらの現状について報告する。
14:40 - 15:00 休憩(調整)(20分)
=== 第2部 === 座長 川村 拓(群馬県立県民健康科学大学診療放射線学部)
本研究の目的は、ラジオクロミックゲル線量計であるPVA-GTA-Iゲルの陽子線に対する基本的特性の評価と
その読取装置である光学CT装置の自作を行うことで、線量計としての有用性を調査することである。
ポリマーゲル線量計を作製し、長尺外径 32 mm 及び長さ 230 mm の試験管に封入した。
その後、221 MeV/u と 311 MeV/u の放射線治療用炭素イオンペンシルビームを試験管の底面から照射した。
さらに、3T MRI で R2 分布を測定し、ImageJ で深さ方向と横方向の分布を解析した。
ゲル線量計のLETに依存する感度低下を利用してLETを逆算する測定手法の開発のため、
PAGATポリマーゲル線量計を製作して重粒子線を照射し、平行平板型電離箱での測定と比較して
ブラッグピーク付近での感度低下を測定した。
炭素線がん治療場において正確な臨床線量分布の推定を可能とする技術の実現を目的に、
人体等価性に優れたダイヤモンド半導体を用いた、エネルギー分解型線量計の開発を行った。
16:20 - 16:40 休憩(調整)(20分)
=== 第3部 === 座長 武村 哲浩(金沢大学大学院 医薬保健研究域 保健学系)
本研究ではポリマーゲル線量計を用いてコーンを用いた小照射野の出力係数を測定した。
照射野は 4 mmφ から 17.5 mmφ を選択し、小照射野を照射した際の信号取得の可否についても検討を行った。
独自に製作した光学CT装置を用いてSRS照射後のPVA-Iゲル線量計を読取り,
三次元的な線量分布評価などを行った結果を報告する.
光学CT装置を用いた測定では、ゲルサンプル内を通る透過光を測定するため、
着色が強すぎる(照射線量が高い場合)と光が透過せず、再構成時にアーチファクトを生じることがある。
本発表では、サンプル照射時の線量と体積の関係から、光学CT装置の性能指標である Dose length index, DLI を提案する。
In-air readout 光学 CT では光の屈折により再構成画像に歪みが生じる。
講演では被写体内の光路を並行にする透視画像の生成と再構成画像の歪みの補正法について紹介する。
18:00 - 18:10 集合写真撮影(10分)
18:10 - 19:45 (移動)
19:45 - 21:45 情報交換会
### 12/15(日)###
9:00 - 9:20 受付 (発表者は接続・動作確認を行ってください)
=== 第4部 === 座長 吉橋 幸子(名古屋大学大学院工学研究科)
ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)の品質保証の高度化を目的とした線量成分弁別可能で
空間的時間的線量分布を取得できるゲル線量計を用いた線量評価手法について検討した。
ホウ素中性子補足療法(BNCT)の品質管理(QA)・品質保証(QC)の向上には中性子線とガンマ線の弁別が不可欠である。
本研究では、PVA-GTA-Iゲルに10Bを添加することによる反応の違いを用いて、線種弁別を検討した。
理研小型中性子源RANS-IIおよび光CTの画像再構成を使用して、10B入りMAGATゲルにおける中性子線量分布の可視化を目指している。
現状、線量分布の完全な可視化には至っていないが、照射によるゲルの白濁や再構成画像の画素値変化を確認した。
10:20 - 10:35 休憩(調整)(15分)
=== 第5部 === 座長 渡邉 祐介(北里大学医療衛生学部)
これまでの我々の研究で、MgCl2を添加したNIPAMゲル線量計による
低エネルギーX線線量測定が可能であることが明らかになっている。
しかし、感度は低いので、照射に時間がかかるとゲルが変質してしまう。
本研究では、ハンドヘルド型蛍光X線分析装置で誤って人にX線を照射してしまった場合の
線量評価にNIPAMゲル線量計が使用可能であるかどうかの検討を行った。
これまでにも治療における線量増感や低エネルギー領域測定のためゲル線量計に造影剤などの
高原子番号元素を含む化合物を添加する試みが報告されている。
本研究ではヨウ素(53)と原子番号が近く比較的反応性の低いセシウム(55)化合物を
PVA-GTA-Iゲル線量計に添加し、その効果を調べた。
肝がん定位放射線治療計画におけるヨード造影剤の影響を評価するために,
高Z元素を添加した球状PVA-Iゲル線量計を内部に含むPVA-Iゲル線量計の作製を試みた.
PVA-Iゲル線量計と自作光学CTを用いた多発脳転移VMATに対する3次元線量計測システムの構築を目的とした.
3つの模擬腫瘍に対するファントム実験結果より,計画値と実測値の3次元ガンマ解析(許容値: 2%/2 mm)のパス率は98%以上であった.
11:55 - 12:10 閉会
13:00 - 14:00 東北大学 先端量子ビーム科学研究センター(寺川研究室)施設見学
(希望者のみ:初日受付でお申し込みください。)
- 第13回3Dゲル線量計研究会(12/14-15 '24)